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1年を経て、パート1

更新日: 2021.06.09
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イサの1年間の振り返りと次のゴール

イサ、サラ、ジャナがMJBL第1期奨学生として選ばれ、これまでに無いような1年間が過ぎていきました。楽しい時間はすぐ過ぎ去ってしまうと言いますが、この1年間は、3名それぞれが大きなゴールを持つプロジェクトに取り組む中で、渡航制限やパンデミックへの不安、日々のルーティーンの見直し、そして日本で学ぶ外国人留学生としての日々のストレスと向き合ってきました。

このような状況にも関わらず、3名とも様々なことを成し遂げました。そこで、3名それぞれに、この1年間の経験と、MJBLのメンバーとして2年目へを迎えるにあたりどのような未来のビジョンを描いているのかを話してもらいました。まずはイサから、1学期中日本へ戻れない状況の中で、修士課程の1年目をどのように過ごしたのかをシェアします。

「私は、東京農業大学の学士課程を取るために勉強したにも関わらず、修士課程でどんな経験がしたいのかはっきりとわかっていませんでした。新たな始まりには予測不能な要素がつきものです。純粋に不安でしたし、未知への恐怖も感じていました。更に良くないことに、コロナウィルス感染拡大により、学士課程から修士課程への進学も思うようにスムーズに進みませんでした。しかし、家族やMJBL財団、東京農業大学のサポートにより、何とかこの状況を乗り越えることができました。

正直なところ、コロナウィルスの状況があまりに予測不可能なため、何も大きな期待はしませんでした。私は、インターネットや電気が不安定なタンザニアから出られずにいました。自分の力ではどうにもならないことが多すぎて、当時の唯一のゴールは、とにかく最善を尽くすということでした。大学院での1年目を無事に修了し、今すでに2年目に突入していることに自分でも大変驚いています。

フルタイムの学生として自宅で授業を受けることは容易ではありません。僕は常に研究面において不十分なのではないかと心配していました。また、全ての授業と発表がオンラインで行われたため、音声やビデオの質、それからタンザニアの近所の人たちや鶏、その他の種類の鳥、あらゆる動物などの声なども入るので、なおさら心配していました。

僕は1年目で、卒業に必要な単位数を超える14科目を受講しました。その負荷はとても大きかったですが、自身の興味関心に基づいて授業を選んだので、どんな時も楽しめました。聡明かつ思いやり溢れる先生方の素晴らしい指導のおかげで、魅力的で刺激的な人たちと交流する機会にも恵まれました。

1年目はあっという間に終わりましたが、これらの経験から、時間はあっという間に過ぎるのだということを学びました。全てにおいて先延ばしにする余裕もなく、授業が始まった時には既に心の準備も整っていないといけませんでした。また、学生として、自分が疑問に思った事はどんなことでも質問するべきであり、説明が必要な場合に備えて、手遅れになる前に先生とコミュニケーションを図るべきだということを学びました。

修士課程での1年目を振り返り、色々な困難や葛藤を乗り越えてこれたことに対して嬉しくもあり、信じがたくもあります。1年目を無事に終えられたことは、当然ながら修士課程修了というゴールに向けての良い一歩です。私は自分を誇らしく思いますし、この1年間で直面した荒波を超えられて本当に良かったと安堵しています。卒業に必要な単位数は既に取得したので、2年目は自身の研究と論文に集中したいと考えています。」