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MJBL実習生受入農家シリーズ: 株式会社鈴木いちご農園

更新日: 2021.06.30
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これまでこのブログでは、ネパールで日本への渡航を待つラムさんやディネスさん、シャハンシラさんをご紹介してきました。では、彼らは日本のどこでイチゴの栽培を学ぶのか?どんな農家さんから技術を学ぶのか?このシリーズでは、受入農家の方々をご紹介します!

ネパールのカカニ村でイチゴを栽培する農家の人たちが、日本の「とちおとめ」の栽培技術を学べる実習先を探すべく、事務局メンバーで関東圏内の農家さんを回りました。

栃木、茨城、千葉県内のイチゴ農家を訪問し、受入を検討いただける農家さんになかなか出会えない中、MJBLの活動に共感してくださったのが、鈴木さんでした。

株式会社鈴木いちご農園 (HP)
代表 鈴木啓介さん(栃木県宇都宮市)

2019年8月に鈴木さんの参加が決まり、11月に財団メンバーと共にネパールを初訪問。
カカニ村で実習生と初めて対面し、畑の視察へ。摘果や収穫の方法などアドバイスいただきました。
集会場で開催されたカカニの農家さん達との交流会にも、鈴木さんに参加していただくと、「どんな風に育てると質の良い実をつくることができるのか?」と鈴木さんに質問の嵐。

2020年4月に入国予定だった実習生達は、コロナ感染拡大によりビザの発給が延長され、今もなお待機しています。そのため、鈴木さんと実習生をビデオチャットでつないで、鈴木さんの農園ツアーを実施しました。実習生のシャハンシラさん、シュバラクシミさんは緊張していた様子でしたが、二人の日本語の上達ぶりに一同驚き。現地スタッフの勝手の通訳を介して熱心に質問をする二人と、どんな質問にも明るく丁寧に答えてくださる鈴木さんとのコミュニケーションが印象的でした。

先日は、鈴木さんと従業員の皆さんにご協力頂き、「MJBL Strawberry Farming Series」ビデオを作成しました。このビデオシリーズは、実習生が日本のイチゴ栽培の様子と日本語を少しでも学べるよう、育苗からパッキングまでを解説頂き、まとめたものです。実習生たちにはこれを繰り返し観てもらい、新しく学んだことや、疑問点などの感想を提出してもらいます。

世界中の人々が思うように動けない状況の中、日本で実習生の入国を辛抱強く待ってくださっている受入農家の皆さんに心から感謝しています。

今後もブログではMJBL受入農家の皆さんの紹介を続けていきます。お楽しみに!